さて、ライブに行きまくっていた…とはいえ
当時、情報を得るのがまず大変。
インディーズの事を取り上げる雑誌なんて Doll と EATmag くらいだった。。。
Doll は、今はなきVirgin recordとかでも買えるくらいにそこそこ流通しておりましたが、EATはまぁ無い
以前紹介したAVISレコードに5冊くらい入荷される程度だったと思う、それを発売日に買いに行くわけですよ!
山科くんだりから四条まで…。
Dollは比較的海外アーティストを取り上げがちなので、俺は実際のところ「読んでおいた方がよい」の精神で読んでましたが
EATは本当に隅から隅まで情報を求めて読んでましたねー
情報がないってのはなかなかいいですよ?
「どんなバンドなんやろ?」ってまずなりますわね
ないのは情報だけでもない、音源も全然ない、まずリリースがないから。
リリース情報なんて本当にニュースですよ!
「お!あのバンドが出すらしい!ヤバい!」
まぁヤバいかどうかも聞いてもないのにね。。。
しかし、リリースが決まっても京都に入荷されるかなんてわからない。
ならば予約!と店舗に行ってもお店にも情報がなく入荷未定とか、インディーズは扱ってないとかもたまにありました。
そしてそして リリース=ツアー みたいな印象もあるかもしれませんが、んな事ぁない
関西にこないのだ!
ホームページなんてないからね?
雑誌のリリース広告の片隅にあるスケジュール…5本くらいですよ?(それで関東の地名とライブハウス名覚えました)
情報ない
リリースない
音源ない
ライブない
そんな時代。
そんな中、チラホラ関西にバンドがくるようになった
「これ見逃したらいつ来るかわからん!」と。。。
前回書いた SUPER STUPID レコ発京都、この日配られたフライヤーに興奮。
レコ発大坂編は、SUPER STUPID / COKEHEAD HIPSTARS / BACK DROP BOMB
「まじかー!バックドロップ観れるぞー!」
てなわけで、大阪CLUB QUATROへ
この日のバックドロップ終了後、何を思ったか楽屋へ突入し、アホ面下げて
「SSとCOKEは京都で観たんですけど、BDBは大阪しか来ないので、今日はBDB観に来ました!」
とか伝えに行った。そしたらマサくんが喜んでくれてステッカー山盛りくれたな…(真似しちゃダメよ?楽屋はダメ!)
そして終演して間もなく「打ち上げいこうよ」と。。。
いや、後先考えず「いくいくー!」言うて…いきました。
この日、BDBメンバー、COKEHEADコバさん、カズキくん、SSジャッキーさん、FUJI ROCK FES主催のSMASHノリさん、そして 現在、東北ライブハウス大作戦 総指揮のSPCの西片さんと仲良く…は、おこがましい…お近づきになれました。…たしか。
この頃、この人らと知り合って俺はどうしたかったんだろうね…
で、高校生の僕は打ち上げが終わって大阪の街で途方に暮れる…
しかし脳内はホクホクしておる、苦もなく始発を待ち帰京。
「バンドと話すなら、メンバーを深く知るなら、打ち上げだ!」
と言う結論に至る。
その頃、山田少年はとうとうバンドを始めることになる。
コピーバンドを…